2016年03月25日

【160309】以前やっていたラジオ番組の設定リスナーは「ラブホでベッドメイキングをする50男」であった。

以前やっていたラジオ番組の設定リスナーは「ラブホでベッドメイキングをする50男」であった。
「みじめな人生ですが、番組を聴いていると気が晴れます!」
こんな熱烈なファンメールをもらって、私は出演者やスタッフと共有し、ラブホ氏を激励する番組にしていこうと伝えたのだ。
この方針は難易度が高かったが正しかった。ラブホ氏を想定することで、番組はどんどん先鋭化していったからである。
だが、一方において、このときの「成功体験」がその後のとらわれとなっていた。
いま書き上げた原稿がどこか散漫であるのは、読者対象が明確ではなかったからである。
ラブホ氏は読者とはならないであろう。では、いったい誰なのかが判然としなかった。
それが、このたびあきらかになった。ひとことで言えば「政治家」である。
私は政治家を尊敬している。選挙を一度やってみて、大いにそう思った。
マスコミは反撃してこないからと、下劣な攻撃を行うが、彼らはみな、それなりに志を胸に活動する得難い人びとである。
当然、なかにはいろんな人もいるだろうが、世間一般より程度はいいと私は思う。
彼らのような重責と重圧を受けた強き「弱者」の力になりたい。そう心が定まったとたん、文章に魂が宿った。
何を語るかではなく、誰が語るかとはよくいわれるが、私の場合は、何を語るかではなく、「誰に」語るかだったのである。


posted by 雄峰 at 11:45| 落人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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