2016年03月25日

【160202】久しぶりにCD(ダウンロードでなく)を買った。

久しぶりにCD(ダウンロードでなく)を買った。
Stingの「If On A Winter's Night…」というアルバムだ。コンセプトどおり、冬の夜なべに重宝している。
2009年のリリースなのだが知らなかった。ちょうど離婚やら事業失敗などが重なり、都落ちした時期だったからだろう。
スティングはポリスの「シンクロニシティー」以来よく聴いてきた。
ソロになって、いきなりジャズの大物たちを起用したアルバムを出したときはとても驚いた。
当時、スティングは熱帯雨林保全などの社会問題にもメッセージを発していて、若かりし日の私は胸を熱くしたものだ。
同じころ、スティングはインタビューで、ラブソングについて批判的、というより侮蔑的な発言をしていた。彼が30代半ばだったころだ。
その後の彼はラブソングを書くようになった。その「変節」に当初戸惑ったが、家族を持ってみて、それが「変節」ではなく「成熟」なのだと知った。
その後のインタビューで、スティングは「いずれはクラシックをやっているかもしれないね。でも、スティングの交響曲云々ではちょっと軽すぎないかい…」と苦笑していた。
今回その後の活動を調べてみると、クラシックを手がけたアルバムを出したり、オーケストラを従えてコンサートを行ったりしていることがわかった。
そのぶん、ビルボードなどの商業チャートには縁遠くなった。だが、そんなことは折り込み済みであろう。
むしろ、それまでの「世界」からの離脱であり、新しい「世界」への跳躍を成功させたといえよう。
スティングは、私と同じ10月2日生まれ。18歳上だから、いま64歳。
年齢とともに円熟味を増すとはこういうことをいうのか。スティングの人生には強い戦略性を感じる。芸術家として生き残るためには、作品にだけ精魂傾けていればいいものではないらしい。


posted by 雄峰 at 11:13| 落人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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