2016年03月25日

【160111】過去に2度、寝ても覚めてもという「没頭」を体験したことがある。

過去に2度、寝ても覚めてもという「没頭」を体験したことがある。
1度目は大学2年の秋、学習塾で起業したときだ。
山梨県大月市の古びたビルの一室。2間の1つを教室、もう1つを事務室として使っていた。
事務室にはもらってきた古畳を敷いて、その上にコタツを置いた。寒さ厳しいなか、よく泊まり込んでは教材や募集チラシを作ったものだ。
2度目は29歳のとき。銀座1丁目にある恩師の会社の片隅を間借りした。
世が元旦だろうとゴールデンウィークだろうと無関係。眠気に耐えられなくなると、床にシーツを敷いて毛布をかぶった。
仕事を終えた夜更け、自転車で皇居前広場、北の丸公園、靖国神社を走り抜けて帰宅した。その爽快感は、いま思い出しても身震いがする(だが、記憶はそれくらいで、当時の心情というものがちっとも思い出せない。なんだか自分のこととは思えない。何かに取り憑かれていた。そういわれるほうがしっくりくる)。
そして、3度目が「いま」である。寝ても覚めても原稿書き。生業をなかば放り出して、日夜没頭している。
「いま」も後になると、実感のともなわない日々なのであろうか。
「ほんとに俺がやったのか?」と振り返ることになるのだろうか。
そのときは隣で寝息を立てている坊やが証人になるだろう。この熱狂を覚えていて、私に昔語りしてもらいたい。


posted by 雄峰 at 10:55| 落人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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