2015年12月02日

断酒日記 64日目「50年前の女性飲酒率は13%」


アルコール依存症には、女性のほうがなりやすいーー内閣府主催「アルコールの夜」で香山リカさんがおっしゃっていた。
アルコール依存症は、男性が約20年を要するところ、女性は10年ほどで発症するらしい。
そのせいか、現在女性患者が急増中であるという。
以前も書いたが、昔の女性は酒を飲まなかった。飲むのは「特別な女性」、つまり水商売の女くらいであった(父方祖母はその典型。酒タバコ、プロレスが好きで、飲んで歌って踊っていた)。
ところが、今や誰もが飲む時代になった。
調べてみると、1954年時点で13%だった女性の飲酒率は、2003年には63%に急増している。
さらに2008年の調査では、20代前半の飲酒率は男性を上回っている。もはや異常事態であるといっていい。
女性は飲酒量が男性の半分であっても、肝硬変になる年齢が男性より10年も早いように、女性の身体はアルコールに弱くできている。
これは私個人の見聞にもとづく印象でしかないが、酒好きの女性が重病に侵される度合いは高いようである。
今夏、乳癌で家内の友人が亡くなった。歳は私と同年の45歳。テレビ局勤務の彼女は、若い頃からずいぶん飲んでいたそうだ。
他にも同様に、酒飲み女性が重病に罹患するケースが散見される。因果関係は定かではないが、私にはあるように思えてならない。
家内はほとんど飲まないが、妊娠中や授乳中、私は無邪気に酒を勧めたりしていた。無知というのはこわいものである。
かくも女性のアルコール害については、あきらかに深刻であるにもかかわらず、警鐘が鳴らされることは少ないのはなぜだろうか。
電車の吊り広告でも、女性タレントによる酒の広告がごまんとある。
酒造メーカーは、まだまだ「市場開拓」の余地のある女性層をターゲットにして、消費拡大を図っているのであろう。
いずれ女性の酒害が喧伝されるようになれば、かつてのタバコ広告のように駆逐される日も来るはずだ。
だが、それまでに酒害に侵される女性たちはどうなるのか。未来の子供にも甚大な影響を与える重大事である。
景気や経済など、目先の指標を重視し、罪深い「情弱喰い」ビジネスを擁護する必要はあるまい。
50年で5倍増の女性飲酒率は、日本社会の毀損の度合いを示す数値でもあるのだ。

写真:「ネットニュースは見ない」なんて書いた矢先に、最大手ポータルのえらい人(あろうことかニュース担当)に遭遇。気まずいめぐり合わせがあるものです。(^^;;

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posted by 雄峰 at 11:22| 落人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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