2015年10月19日

断酒日記 26日目「戦略とは、戦を略(はぶ)くこと」

好んでストイックにしているわけではない。
四十代もなかばを過ぎ、若さというエネルギーは枯渇した。もはや外部からの刺激で発奮できるような歳ではない。
酒を断ったのも、今後生きてゆくために講じたやむなき措置であり、できればそんなことをやりたくはなかった。
歳とともに制御できる部分と困難になってくる部分が二極化してくる。
この現実を克服するためには、不要なことをやめながら、必要なことに対して集中力を高めるほかない。
たとえば、情報。新聞に書かれていることの99%、あるいはそれ以上、私の人生には関係ない。
読んで役に立ったという経験もないから、日常的に私は新聞を読まない。
ほかにも、たとえばアートなどにも関心は持たぬようにしている。
今までわからなかったのだから、今後もわかることもなかろう。いかに有名な画家の展覧会があろうと、足を運ぶことはない。
日々、余事にかまけぬよう警戒してゆかねば、毎日が散漫なものになってしまう。
人生は短い。
無為に情報を摂取し、無為に人間関係を維持し、無用な分野に無理して興味を持とうとするうちに、あっという間に人生は終えてしまう。
むろん、若者は別だ。30歳くらいまではいろいろ体験するといいと思う。
だが、中年以降の者たちはおのれの人生の主題を明確にし、不要なものを捨て去る。これが戦略というものであろう。
戦略とはそもそも「戦」を「略く(はぶく)」という意味である。
ここでいう「戦」とは、消費社会における売り手側からのあの手この手と見立てればわかりやすい。
我々に関心を持たせて、物やサービスを買わせようという「敵」たち。
彼らとの「戦」をいかに「略く」かは、我々の日々の心構えにかかっている。
人生の主題に沿わぬ物事には無用な関心は持たぬこと。これに尽きるのではないか。

写真:チューハイのノンアル商品。うーん、まだまだ発展途上。戦力にはならないなあ。

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posted by 雄峰 at 10:24| 落人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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